※内容は私個人の体験と感想です。参考程度に読んでいただけたらうれしいです。
掛け持ちを始めると、まずぶつかるのが「スケジュールが回らない」問題ではないでしょうか。
本業のシフト希望の締め切り、掛け持ち先の都合、家のこと、病院や美容院。どれも別々の場所から飛んでくるので、気づいたら休みが消えていたり、同じ日に2つ入れそうになったり。私も大手飲食チェーンのパートと、週2日のお弁当屋さんを掛け持ちしていて、最初の頃は見事に失敗しました。気づいたら10連勤になっていたんです。
先に結論を書きますね。私がいま守っているのは、この4つです。
- 予定は1か所にまとめる(職場ごとに分けない)
- 掛け持ち先は曜日で固定し、本業のシフト希望はそのあとで出す
- 「何連勤まで」を先に決めておく(私は7連勤は入れない)
- 休み・通院・美容院を、仕事より先に「予定」として入れる
これで、10連勤のようなことは起きなくなりました。
ただし、これは「完璧に管理できる方法」ではありません。シフト制の仕事同士の掛け持ちは、どうしても毎月パズルになります。それに、どんなにきれいに組んでも「頼まれたら断れない」と、あっという間に崩れます。その話も最後に正直に書きます。
そもそも、掛け持ちのスケジュールはなぜ崩れるのか
掛け持ちのスケジュールが崩れるのは、だらしないからではないと思っています。仕組みとして崩れやすいんです。
- 締め切りがバラバラ:本業のシフト希望の締め切りと、掛け持ち先の予定が決まるタイミングが違う
- 決める人が2人いる:どちらの職場も、もう片方の事情は知らない。「この日、あっちに入ってるんです」は自分にしか分からない
- 休みが有限:働いている人にとって、休みの日は「家事・通院・美容院・自分の用事」を全部まとめて乗せる日。1日潰れると、その全部が後ろにずれる
- 疲れは後から来る:入れた瞬間はまだ元気なので、つい「大丈夫かな」と入れてしまう
私の10連勤も、まさにこれでした。本業がシフト制だったので、掛け持ち先の都合に合わせる形にしていたところに、習い事の予定が重なり、さらに「人が足りないみたいだし」と空いたところに入っていたら——という流れです(始めた頃の話はこちらの記事に書いています)。
だから対策も、「気合いで管理する」ではなく「崩れない仕組みを先に作る」になります。
ルール1:予定は1か所にまとめる
いちばん最初にやってほしいのが、これです。
本業のシフト表、掛け持ち先のLINE、家族のカレンダー、病院の予約票……。予定がバラバラの場所にあると、全部を見ないと「この日が空いているか」が分からない。そして人は、全部は見ません。
手帳でも、スマホのカレンダーでも、何でもいいので、仕事も私用も全部1か所に書く。職場ごとに色を変えると、パッと見て「今週は本業ばかりだな」が分かるので、さらに楽になります。
私はというと、AIに手伝ってもらって自分専用のスケジュールアプリを作り、そこに全部入れています(プログラミングはできませんが、AIにお願いしたら作ってもらえました)。連勤が続きそうになると知らせてくれたり、美容院や歯医者に行く時期を教えてくれたりするので、とても助かっています。
もちろんアプリでなくても大丈夫です。大事なのは道具より「1か所」のほうです。
ルール2:掛け持ち先は曜日で固定する。本業の希望はそのあと
これは失敗してから分かったことです。
掛け持ちで本当に大変なのは、両方が毎回変わること。片方が固定なら、パズルは一気に簡単になります。
私の場合、いまはお弁当屋さんを曜日で固定しています。そのうえで、本業のシフト希望を出すときは、固定の曜日を避けて、残った日から選ぶ。順番をこう決めておくと、「同じ日に2つ入れてしまう」がそもそも起きません。
ただ、固定といってもガチガチにはしていません。曜日を変えてほしいと相談されれば、ほかの予定と見比べて応じることもあります。基本の形が決まっているから、交渉にも落ち着いて応じられる——これも曜日固定のいいところだと思います。
もし両方ともシフト制で、固定にできない場合は、「どちらを先に決めるか」の順番だけでも決めておくのがおすすめです。毎月「先に決まるほう」をカレンダーに入れてから、もう片方の希望を出す。それだけで、ダブルブッキングはかなり防げます。
面接や相談のときに「掛け持ちをしています」と先に伝えておくのも大事です。伝えてあれば、「この曜日は入れません」が言いやすくなります。
ルール3:「何連勤まで」を先に決めておく
10連勤したあとに決めたのが、これです。
私のルールは、7連勤は入れない。6連勤になるときは、短い時間のシフトの日だけにする。
ポイントは、疲れる前に決めておくことです。シフトを入れるとき、人はまだ元気です。「あと1日くらい大丈夫」と思える状態で判断すると、だいたい入れてしまう。だから、元気なときの自分ではなく、連勤の最後の日の自分に決めてもらう感覚で、上限を先に決めておきます。
数字は人それぞれでいいと思います。大事なのは、「そのときの気分」ではなく「決めた数字」で判断できるようにしておくこと。手帳なら、月の予定を書き終えたあとに連続して埋まっている日数を数えるだけでチェックできます。
ルール4:休み・通院・美容院を「先に」入れる
働いている人のスケジュールでいちばん後回しになるのが、自分のための予定です。
仕事のシフトを先に埋めて、残ったところに美容院や歯医者を入れようとすると、残っていない。あるいは、仕事終わりにヘトヘトの状態で行くことになる。
だから私は、通院や美容院も「予定」として、仕事より先に入れるようにしています。歯のクリーニングは3か月ごと、美容院は2〜3か月ごと、と周期が決まっているものは、次の予約の時期が来たら先に場所を取ってしまう。希望シフト制のパートなので、歯医者は仕事が終わったあとの時間に合わせて通っています(電動歯ブラシの記事でも少し書きました)。
そして、何もない休みも予定のうちです。習い事を始めたとき、旅行やライブが重なった月にスケジュールがぎちぎちになって、休息が取れずに疲れが溜まったことがありました。予定が入っていない日は「空いている日」ではなく、休むという予定が入っている日だと考えるようにしています。
それでも崩れるのは「断れない」とき
ここまで書いておいてなんですが、いちばん崩れやすいのは仕組みではなく、気持ちのほうです。
掛け持ちを始めたばかりの頃の私は、「役に立ちたい」という気持ちが強くて、自分の都合を後回しにしていました。人が足りないと聞けば入る。頼まれれば入る。その結果が10連勤でした。
慣れてからは、自分の予定を優先して断れるようになりました。今は、こう考えています。
- 役に立ちたい気持ちは、長く続けることで返せばいい。無理をして倒れたら、2つの職場に同時に迷惑をかけます
- 「決めたルールがあるので」と言えるのが、ルールを先に作るいちばんの効果。気持ちで断るより、ずっと言いやすい
それから、もうひとつ。どうしても回らないときは、働く時間そのものを減らすという手もあります。私も一時期、本業の働く時間を短くしたことがあります。希望シフト制のパートだからこそできることで、これはパートのいいところだと思っています(そのときの話はこちらの記事に)。
まとめ:スケジュール管理は、長く働き続けるための仕事道具
掛け持ちのスケジュール管理で、私が守っている4つのルールをもう一度まとめます。
- 予定は1か所にまとめる
- 掛け持ち先は曜日で固定し、本業の希望はそのあとで出す
- 「何連勤まで」を先に決めておく
- 休み・通院・美容院を、仕事より先に入れる
どれも特別な道具はいりません。手帳1冊でも今日から始められます。
掛け持ちは、2つの居場所を持てる働き方です。でも、体を壊したら両方いっぺんに失います。スケジュール管理は、長く働き続けるための仕事道具だと思って、私は今日も予定を1か所に書いています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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