【50代】美容クリニックが怖かった私の最初の一歩は、皮膚科のイボ取りでした

美容

「美容クリニックって、なんだか怖い。」

興味はあるんです。シミも気になるし、できることなら取りたい。でも——勧誘されそう、高そう、何をされるか分からない。ホームページを見ても、どこが良いのかさっぱり分からない。

そう思って一歩が踏み出せない方、多いのではないでしょうか。私もまったく同じでした。

今でこそ肝斑の治療に通うまでになった私ですが、美容医療への最初の一歩は、自分でも予想していなかった形でやってきました。

イボ取りの紹介状で行った先の皮膚科が、たまたま美容医療もやっていたんです。

きっかけは、イボ取りの「紹介状」でした

シミを取りたい気持ちは、ずっと前からありました。でも美容クリニックのカウンセリングに行く勇気は出ないまま。

そんな中、気になるイボがあって、近所の皮膚科に行ったんです。美容ではなく、ごく普通の保険診療の皮膚科です。

ところが、そこではイボの除去ができないとのことで、別の皮膚科への紹介状を書いてもらうことになりました。

そして紹介状を持って行った先の皮膚科が——たまたま、美容医療もやっているところだったんです。

「信用できるかも」と思えた理由

自分でゼロから美容クリニックを探すときの不安って、突き詰めると「ここは信用できるのか分からない」ということだと思うんです。技術は確かなのか。変な勧誘をされないか。口コミは本当なのか。

ところがこのクリニックには、「信用できるかも」と思える材料が自然とそろっていました。

  • 紹介状で行った、ちゃんとした医療機関だったこと
  • 院内のモニターに、その先生が以前シミ取りをしている様子がテレビで放送されたときの映像が流れていたこと(実績が目に見えました)
  • 大きな病院で実績を積んだ先生の「分院」という形のクリニックだったこと

美容医療の最初のハードルは、価格でも痛みでもなく、「信用できるかどうか、自分では判断がつかないこと」。私の場合、それを解決してくれたのは立派な比較検討ではなく、「イボ取りの紹介状」という偶然の入口でした。

初めてのシミ取り。そして、正直な後悔

そのクリニックで、初めてのシミ取りをしました。いまから7年ほど前のことです。

金額は、はっきり覚えていないのですが「そこまで高かった」という記憶はありません。施術も麻酔をしてもらったので、身構えていたほど痛くありませんでした。「あれ、こんな感じなんだ」——怖くて何年も動けなかったのは何だったんだろう、と思ったくらいです。

ただ、正直な後悔もあります。

施術のあと、数ヶ月のあいだ患部にテープを貼って過ごさなければならなかったんです。これがとても嫌でした。恥ずかしかったし、「こんなことになるなんて」と正直、後悔しました。

施術そのものより、「終わったあとの生活」のほうが大変だった——これは、やった人にしか分からないことだと思います。これからシミ取りを考えている方は、施術の説明だけでなく「そのあと、どんな状態でどのくらい過ごすことになるのか」を必ず確認することをおすすめします。

それでも——結果的にシミは綺麗になったので、取ってよかったと思っています。後悔しているのはテープの数ヶ月のことであって、シミ取りそのものではありません。

ちなみに、私がシミ取りをしたのはコロナ禍の前でした。いまだったら「マスクで隠れたのになあ」と思います。マスクをしていても不自然ではなくなった今は、テープ期間の恥ずかしさという一番のハードルが、当時より低くなっているかもしれません。

5年前には、ハイフも(10万円の大奮発)

それでも通ううちに信頼は深まって、5年ほど前には同じクリニックでハイフ(顔のたるみに照射する施術)もやってもらいました。10万円。私としては、とても奮発したつもりでした。

ところが正直なところ、思ったほど「リフトアップした!」という実感はありませんでした。いま思えば、10万円という金額に対して、期待値が大きくなりすぎていたのかもしれません。

効果の感じ方は「実際の変化」だけでなく「期待の大きさ」にも左右される——これもまた、やってみて初めて分かったことでした。

後悔もありました。期待外れもありました。それでも、美容医療が「怖い未知の世界」から「選択肢のひとつ」に変わったのは、このクリニックのおかげだったと思います。

慣れてくると、選ぶ基準が変わってきました

ここからが、これから始める方に一番お伝えしたいことです。

最初のクリニック選びの基準は「信用できるか」がすべてでした。でも、何度か通って美容医療というものに慣れてくると、基準が変わってきたんです。

「メニューの多さ」と「価格」で選ぶようになりました。

実は、そのクリニックでは目の下のくま取りの施術はやっていませんでした。美容医療に慣れて「次はこれも相談してみたい」が増えてくると、扱っていない施術があることが少しずつ物足りなくなってくる。それも、他のクリニックに興味が湧いた理由のひとつだったと思います。

やりたいことが具体的になってくると、「あの施術もこの施術も相談できる、メニューの多いところがいい」「同じ施術なら価格を比べたい」と思うようになる。それで私は、大手の美容クリニックに移りました。

どちらが正しい、という話ではないと思います。段階が違うんです。

  • 初めてのとき:「信用できるか」で選ぶ。それだけで十分
  • 慣れてきたら:メニューと価格で比較すればいい

最初から完璧な比較検討をしようとして動けなくなるより、「信用できる」と思える一軒で小さく始めるほうが、ずっと現実的でした。

これから最初の一歩を踏み出す方へ

私の経験から言えるのは、この3つです。

  1. いきなり美容専門のクリニックが怖ければ、まずは普通の皮膚科からで大丈夫。保険診療の皮膚科でも美容医療をやっているところはありますし、私のように紹介状の行き先で偶然出会うこともあります
  2. 最初の一軒は「信用できるか」だけで選んで大丈夫。比較検討は、慣れてからで間に合います
  3. 一歩踏み出すと、美容医療は「怖い世界」から「選択肢のひとつ」に変わります。私はその後、目の下のくま取りも経験し、いまは肝斑の治療に通っています

歳には敵わない。でも、できることはやる。——そう思って美容と付き合ってきましたが、その入口が「イボ取りの紹介状」だったというのが、我ながら等身大だなあと思います。

怖くて動けなかった頃の私と同じ場所にいる方の、参考になればうれしいです。

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