家計簿アプリのマネーフォワードMEを、2022年の夏から使っています。4年になりました。
先に結論を書きますね。紙の家計簿は一冊も続かなかった私が、これだけは続いています。理由は「自動で記録されること」の一点です。 私が偉くなったわけでも、根気が出たわけでもありません。
もうひとつ、先に正直なことを書いておきます。私は無料版で始めました。でも、すぐに有料版に切り替えています。 無料版のままでは、家計の全体を把握できなかったからです。
この記事では、私の実際の使い方——どこまで連携して、どの画面を、どんな頻度で見ているかを書きます。逆に、使っていない機能もそのまま書きます。
なお、そもそも私がどれだけ紙の家計簿に挫折してきたかは、こちらに書きました。この記事は、その続きにあたります。
まず、私が連携しているもの
使い方の前に、前提を書いておきます。私が連携しているのは、この4つです。
- 銀行(複数)
- クレジットカード(家族カードも含めて)
- 電子マネー
- 証券
家計簿アプリというと「自分の財布の中身を記録するもの」というイメージがあるかもしれませんが、私の場合は逆でした。財布の外側で動いているお金のほうが、圧倒的に多かったんです。
引き落とし、カード払い、電子マネー。この人たちは、私が何もしなくても勝手にお金を動かしていきます。だから、そこを連携しないと意味がありませんでした。
家族カードを連携したのも、同じ理由です。 私ひとりの支出だけ分かっても、家計は把握できません。
ちなみに、この連携をして初めて使っていないカードと、忘れていた口座が見えました。そのあと実際に解約して回った話は、こちらに書いています。
証券は連携していますが、普段は見えないようにしています
ここは、私なりの工夫なので書いておきます。
証券口座も連携はしています。でも、グループ分けをして、普段の画面には出てこないようにしてあります。
理由はひとつで、見えると一喜一憂してしまうからです。
積み立てているものは、上がる日もあれば下がる日もあります。それを毎日見ていたら、いいことがひとつもない。増えていれば浮かれるし、減っていれば不安になる。どちらにしても、私がその日にできることは何もありません。
かといって、連携しないと「全体でいくらあるのか」が分からなくなります。
だから私は、連携はする。でも普段は見ない。 という置き方にしました。見たいときだけグループを切り替えて見る。これが自分にはちょうどよかったです。
「連携するか、しないか」の二択で悩んでいる方がいたら、その真ん中もありますよ、というのはお伝えしておきたいところです。
無料版で始めましたが、すぐに有料版にしました
ここは、いちばん正直に書いておきたいところです。
私は最初から有料版にしたわけではありません。 できれば無料のままで済ませたくて、無料版から始めました。家計を整えようとしている人間が、まず月額のかかるものを増やすというのは、なんだか順番が違う気がしたんです。
でも、その短いあいだ、私はこのアプリを使いこなせていませんでした。
うまく言えないのですが、「記録は残っているのに、全体が見えない」という状態でした。部分は分かるけれど、家計全体としてどうなっているのかが掴めない。 手こずった、というのが正直な感想です。
それで、そう時間をかけずに有料版に切り替えました。 そうしたら、ようやく家計の全体を把握できるようになりました。
ここで誤解のないように書いておきますが、「だから皆さん有料版にしましょう」と言うつもりはありません。 連携する口座やカードが少ない方なら、無料版で足りると思います。私の場合は、銀行が複数あって、カードも家族カードを含めて複数あって、そのうえ証券もあるという状態だったので、無料の範囲に収まらなかった、というだけの話です。
自分がいくつ連携する必要があるのか。それを先に数えてみるのが、たぶん一番はやい判断材料になります。
なお、私は今、プレミアムの料金を払っていません。 マネーフォワード光を契約しているので、その分がかからない形になっています。ただ、こういう条件は変わることがありますし、私の契約状況での話です。 検討される方は、必ず公式でご確認ください。
最初は、1日に何度も開いていました
使い始めた頃、私は1日に何度もアプリを開いていました。
半分は「気になって」です。連携したばかりで、明細が入ってくるのが面白かった。
でも、もう半分は違います。自分の使いやすいようにカスタマイズしていて、何度もやり直していたからです。
カテゴリの分け方、表示の並び、グループの作り方。一度決めても、実際に何日か使ってみると「これは違うな」と思う。それで直す。また使ってみて、また直す。
この時期は、正直めんどうくさかったです。
ただ、ここを通ったから今があるとも思っています。人の家計はそれぞれ違うので、最初から自分に合った形で出てくるはずがないんですよね。
今は、ほとんど開きません。必要なときにさっと見るだけになりました。
カテゴリの自動振り分けは、今はほとんど合っています
よく聞かれそうなところなので書いておきます。
カテゴリの自動振り分けは、今はほとんどうまくいっています。
最初のうちは、思っていたところに入らないものがありました。でも使っているうちに、だんだん合ってきます。
今でも何件かは、記憶されずに手で直すものがあります。ただこれは、アプリが悪いというより、私がカスタマイズしているのが原因だと思っています。 自分で作った分け方なので、そのとおりに振り分けてもらうには、こちらが教える手間が少し要る、ということかなと。
手で直すといっても、スマホで数タップです。 紙の家計簿で書き直していた頃とは、労力が比べものになりません。
レシート撮影は、今は使っていません
これも正直に書いておきます。
レシート撮影の機能は、使い始めた頃は使っていました。今は使っていません。
理由は単純で、現金払いをほとんどしなくなったからです。
カードか電子マネーで払えば、レシートをもらわなくても記録は残ります。撮る手間そのものが要らなくなった、というのが正確なところです。
ちなみに、私が使っていない機能は他にもたくさんあると思います。知らない機能は、使っていません。 思いつくのがレシート撮影くらいだった、というだけの話で、たぶんもっといろいろできるはずです。
全部使いこなさないと意味がない、ということはありませんでした。 私の使い方は、自分に必要な部分だけです。それで十分に助かっています。
続いている理由は、「自動で記録される」に尽きます
ここが、この記事でいちばん書きたかったことです。
紙の家計簿が続かなかった私が、これだけ続いている理由。自動で記録されることに尽きます。
手で書いていた頃は、記録するために3つのものが必要でした。
- レシート
- 家計簿(またはノート)
- 筆記用具
この3つが揃って、なおかつまとまった時間がないと、記録できません。だから溜まるし、溜まるから億劫になる。
今は、スマホさえあれば済みます。
しかもスマホなら、ちょっとした空き時間に確認できて、その場で直せます。 机に向かう必要がありません。
そしてもうひとつ、これが地味に大きいのですが——電卓で合計を出さなくてよくなりました。
今いくら使っていて、いくら貯まっているのか。それが一発で分かります。
手書きの頃は、この「一発で分かる」に到達するまでが遠かったんです。レシートを並べて、費目に分けて、書き写して、足し算をして。ようやく数字が出る頃には、休日が終わっていました。
続いた理由を一言でいうなら、続ける努力をしなくてよくなったからだと思います。
正直に書きます。ここは使いにくいと思っています
いいところばかり書いても信用されないと思うので、不満も書いておきます。
カスタマイズしたものを、あとから変更したり、元に戻したりするのが面倒です。
自分好みに設定を変えたあと、「やっぱり前のほうがよかった」と思うことがあります。ところが、機能を使いこなしていないと、それがすぐに戻せません。 どこをどういじったのか自分でも分からなくなって、探すことになる。
これは正直、いまでも困るところです。
ですので、設定をいじるときは一度にたくさん変えないほうがいい、というのが私の実感です。ひとつ変えて、しばらく使って、また次。私は一気にやって、戻すのに苦労しました。
パソコンでも見られますが、ほとんどスマホです
環境のことも書いておきます。
パソコンとスマホの両方で管理していますが、実際に見ているのはほとんどスマホです。
パソコンのほうが画面は大きいので、じっくり見るときには向いています。でも、家計を見るのは「じっくり」より「ちょこちょこ」なんですよね。
思い出したときに、その場で開く。 そのためにはスマホが手元にあることのほうが大事でした。
まとめ:向いている人・向いていない人
4年使ってみて、こう思います。
向いていると思う人
- 紙の家計簿が続かなかった人(私です)
- カード払い・電子マネー払いが中心の人
- 家族の支出も含めて把握したい人
- 口座やカードが複数あって、全体が分からなくなっている人
向いていないかもしれない人
- 現金払いが中心の人(レシート撮影の手間は結局残ります)
- 設定をいじるのが苦手な人(最初のカスタマイズは、正直めんどうです)
- 連携するものが少ない人(それなら無料版で足りるはずです)
最後に
家計簿が続かなかった頃の私は、自分の根気の問題だと思っていました。
でも今になって思うのは、続かない方法を選んでいただけだったということです。方法を変えたら、努力しなくても続きました。それだけのことでした。
もし今、家計簿の前で「また続かなかった」と思っている方がいたら、責める先は自分ではないかもしれません。
そもそも私がどれだけ盛大に挫折してきたかは、こちらに書いています。
そして、こういうことをやろうと思った理由——なぜ50代になっても働き続けたいのかは、こちらにまとめました。
※本記事は私個人の体験と、私の契約状況にもとづく記録です。料金・機能・提供条件は変わることがありますので、詳細は必ず公式サイトでご確認ください。



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